[総記(知識、学問、学術)][知的生産]論文・レポートの書き方
●[出来事の記し(駄文日記)][メモ]情報管理の掟∧論文の書き方
【改稿 2005.7.11[Mon.]】
●本稿は必要に応じて随時改稿する。
0. はじめに
論文やレポートを書くことに躍起にならねばならない人もいるだろう。私もその中の1人である。
しかしながら、私はそう簡単にはできない。十分な準備をしなければ仕上げることができないからだ。
そこで、私自身の論文・レポートの作成方法を書き記す形で、論文・レポートの書き方を書いてみる。
1. テーマを決める
まず、何をテーマにするかを決めなければならない。
課題が設定されているのならば、その課題に沿ったテーマがそれほど苦労もせずに浮かび上がるかもしれない。しかし、自由研究のような形の、テーマを自分で決めてくるスタイルは相当しんどい。
そこで、今から予めテーマ設定に関係あろうとなかろうと、気になった物事については短文または単語だけでもいいのでとにかく日時を記載してメモしておく。書いておいた短文または単語は、言わば「頭の中で何らかの意識を働かせた」ものだ。メモした言葉の中からピックアップして決めるという手もある。
どうしてもテーマが思いつかないという場合でも、今すぐにメモ帳を用意して、これから1時間以内でも10分以内でも、意識した言葉をすぐに記録して留めておくようにする。
これらの作業は、後々生きてくる。
2. 要旨を作る
テーマが決まったら、「何を主張したいのか」を決める。これは漠然としたものでも構わない。資料を集めている段階で、この要旨が変わることがあるからだ。つまり、自分の意見が新たな資料の発見によって、覆されたり論破されてしまうことが起こりうるのである。
3. 資料を集める
要旨の根拠づける資料/要旨の理由を説明する資料を探さねばならない。これがないとただの独我論と見なされることが多い。
資料集めの際は、次のことを、もう、やっておく。
(1)参考文献リストを作る
参考文献は論文・レポートの最後につけるのが一般的である。
■本・雑誌・新聞の場合
◎本⇒作者(発行年)『書名』、出版社(、頁数).
[例]加藤尚武(2003)『戦争倫理学』、ちくま新書、pp.22-71.
◎雑誌⇒作者(発行年)「論文名」(『書名』、出版社)所収.
[例]浅川晃広(2005)「特集 言論界の“善男善女” 姜尚中――「在日」を無制限に免罪符に使う「プロ市民」――」、『諸君!』(文藝春秋社[2005.3])所収.
■ウェブサイトの場合
◎ウェブサイト⇒作者(発行年月日/最終更新日[両方ない場合は自分がアクセスした年月日])、「ウェブサイト名」、URL.
[例]島根県(アクセス日:2005.4.16)「島根県ホームページ」、http://www2.pref.shimane.jp/kouhou/kaiken/h16/0316a_2.html.
[例]拙稿(2004.10.30)「国家の役割と自己責任の定義について――イラク人質事件より――」、http://tmaker.jugem.cc/?eid=54(「T-Kreuzung」[http://tmaker.jugem.cc/]所収).
■頁数の表記
◎「212ページ」⇒p.212
◎「152ページ〜160ページ」⇒pp.152-160
◎「45ページ〜46ページ」⇒pp.45f
(2)資料で使えそうな部分をピックアップする
資料の要約や主張、自分の論文・レポートに使うことができそうな情報を、予め文献を読みながら、線を引いたりメモをしたりしておく。後々から調べようとすると膨大な労力がかかる。
4. アウトラインを作る
テーマに関係のありような用語(クラスター)を10個以上作っておく。ここでテーマ決めでのメモが生きてくるのである。そして、出てきたクラスターの中で関係のあるもの同士を線で繋げ、大きなまとまりを複数作っておく。
この繋がったクラスター群から、論文のアウトラインを作成する。ここで短文を作っておけば、論文のパラグラフの要旨になる。また、クラスター群を2-3個程度の語句にまとめておいても、論文の節の題目となるので便利である。
この作業から、3-4題目分のアウトラインができあがる。4題目にしておくと、そこから<起-承‐転‐結>の型を作りやすくなる。
5. 文章を作る
後は今までの材料から、文章をひたすら作る。注意すべきは、1文あたりの分量が長すぎないようにすること(最大で1文40字以内。これ以上だと読みづらくなる)。
6. データ・参考文献などを追加する
これについては前に述べたので省略。
7. 推敲する
書き上げた文章に誤字や脱字がないか、論理的に矛盾をきたしていないかなどを念入りに確かめる。
8. 保存する
完成した論文・レポートを重要な情報として保存しておこう。「いかにして上手に情報を整理するか」の鍵は、数多ある情報の山々から必要なものを効率よく引き出すことができるかにかかっている。
パソコンの全てのファイル名の冒頭に、ファイルの作成期日を「20050101」のようにナンバリングをする。これより、データファイルで表示されるアイコンが、自動的に時系列で表示される。
また、図表が入っているファイルを除いて、文字だけのファイルの場合は全てコピー・ペーストして、「メモ帳」ファイル(テキストファイル)に置き換え、容量のあるファイルをひたすら圧縮する。
さらに、ハードファイルに保存する必要性がないファイルの一部は削除し、残りはウェブ上の「ブリーフケース」などのファイルに保存する。
以上の方法より、アイコンだらけの画面から、すっきりとした画面へと生まれ変わる。そして、ハードディスクの容量も格段にアップする。
【改稿 2005.7.11[Mon.]】
●本稿は必要に応じて随時改稿する。
0. はじめに
論文やレポートを書くことに躍起にならねばならない人もいるだろう。私もその中の1人である。
しかしながら、私はそう簡単にはできない。十分な準備をしなければ仕上げることができないからだ。
そこで、私自身の論文・レポートの作成方法を書き記す形で、論文・レポートの書き方を書いてみる。
1. テーマを決める
まず、何をテーマにするかを決めなければならない。
課題が設定されているのならば、その課題に沿ったテーマがそれほど苦労もせずに浮かび上がるかもしれない。しかし、自由研究のような形の、テーマを自分で決めてくるスタイルは相当しんどい。
そこで、今から予めテーマ設定に関係あろうとなかろうと、気になった物事については短文または単語だけでもいいのでとにかく日時を記載してメモしておく。書いておいた短文または単語は、言わば「頭の中で何らかの意識を働かせた」ものだ。メモした言葉の中からピックアップして決めるという手もある。
どうしてもテーマが思いつかないという場合でも、今すぐにメモ帳を用意して、これから1時間以内でも10分以内でも、意識した言葉をすぐに記録して留めておくようにする。
これらの作業は、後々生きてくる。
2. 要旨を作る
テーマが決まったら、「何を主張したいのか」を決める。これは漠然としたものでも構わない。資料を集めている段階で、この要旨が変わることがあるからだ。つまり、自分の意見が新たな資料の発見によって、覆されたり論破されてしまうことが起こりうるのである。
3. 資料を集める
要旨の根拠づける資料/要旨の理由を説明する資料を探さねばならない。これがないとただの独我論と見なされることが多い。
資料集めの際は、次のことを、もう、やっておく。
(1)参考文献リストを作る
参考文献は論文・レポートの最後につけるのが一般的である。
■本・雑誌・新聞の場合
◎本⇒作者(発行年)『書名』、出版社(、頁数).
[例]加藤尚武(2003)『戦争倫理学』、ちくま新書、pp.22-71.
◎雑誌⇒作者(発行年)「論文名」(『書名』、出版社)所収.
[例]浅川晃広(2005)「特集 言論界の“善男善女” 姜尚中――「在日」を無制限に免罪符に使う「プロ市民」――」、『諸君!』(文藝春秋社[2005.3])所収.
■ウェブサイトの場合
◎ウェブサイト⇒作者(発行年月日/最終更新日[両方ない場合は自分がアクセスした年月日])、「ウェブサイト名」、URL.
[例]島根県(アクセス日:2005.4.16)「島根県ホームページ」、http://www2.pref.shimane.jp/kouhou/kaiken/h16/0316a_2.html.
[例]拙稿(2004.10.30)「国家の役割と自己責任の定義について――イラク人質事件より――」、http://tmaker.jugem.cc/?eid=54(「T-Kreuzung」[http://tmaker.jugem.cc/]所収).
■頁数の表記
◎「212ページ」⇒p.212
◎「152ページ〜160ページ」⇒pp.152-160
◎「45ページ〜46ページ」⇒pp.45f
(2)資料で使えそうな部分をピックアップする
資料の要約や主張、自分の論文・レポートに使うことができそうな情報を、予め文献を読みながら、線を引いたりメモをしたりしておく。後々から調べようとすると膨大な労力がかかる。
4. アウトラインを作る
テーマに関係のありような用語(クラスター)を10個以上作っておく。ここでテーマ決めでのメモが生きてくるのである。そして、出てきたクラスターの中で関係のあるもの同士を線で繋げ、大きなまとまりを複数作っておく。
この繋がったクラスター群から、論文のアウトラインを作成する。ここで短文を作っておけば、論文のパラグラフの要旨になる。また、クラスター群を2-3個程度の語句にまとめておいても、論文の節の題目となるので便利である。
この作業から、3-4題目分のアウトラインができあがる。4題目にしておくと、そこから<起-承‐転‐結>の型を作りやすくなる。
5. 文章を作る
後は今までの材料から、文章をひたすら作る。注意すべきは、1文あたりの分量が長すぎないようにすること(最大で1文40字以内。これ以上だと読みづらくなる)。
6. データ・参考文献などを追加する
これについては前に述べたので省略。
7. 推敲する
書き上げた文章に誤字や脱字がないか、論理的に矛盾をきたしていないかなどを念入りに確かめる。
8. 保存する
完成した論文・レポートを重要な情報として保存しておこう。「いかにして上手に情報を整理するか」の鍵は、数多ある情報の山々から必要なものを効率よく引き出すことができるかにかかっている。
パソコンの全てのファイル名の冒頭に、ファイルの作成期日を「20050101」のようにナンバリングをする。これより、データファイルで表示されるアイコンが、自動的に時系列で表示される。
また、図表が入っているファイルを除いて、文字だけのファイルの場合は全てコピー・ペーストして、「メモ帳」ファイル(テキストファイル)に置き換え、容量のあるファイルをひたすら圧縮する。
さらに、ハードファイルに保存する必要性がないファイルの一部は削除し、残りはウェブ上の「ブリーフケース」などのファイルに保存する。
以上の方法より、アイコンだらけの画面から、すっきりとした画面へと生まれ変わる。そして、ハードディスクの容量も格段にアップする。
- 2005.07.11 Monday
- 知識、学問、学術
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- by T-Kreuzung

