[政治学、政治思想(政治哲学)]NHK教育テレビ「ハーバード白熱教室 Justice with Michael Sandel」

 大学生時代、政治哲学の授業などでよく耳にした共同体主義者(Communitarian;コミュニタリアン)であるサンデルによるハーバード大学での授業が4月からNHK教育テレビでやるとのことで、見てみた。
 大学生時代に耳にした、海外の有名人の講義風景や人柄などを存命中に垣間見ることができなかったので、まあまずは感心きりだった。また、今の日本の政治状況とは全く関連性が薄そうな(そうであってはならないのだが)、政治哲学・道徳哲学・倫理学の議論がテレビで見られるというのもこれはまた珍しく貴重なものだろう。
 正義論で有名なサンデルの議論を垣間見れるのは貴重なものである。ビデオ録画が欠かせない。とは言っても、サンデルのウェブサイトやYoutubeで動画が配信されているし…。

【参考文献・参考URL】
NHK(アクセス日:2010.4.4)「ハーバード白熱教室 Justice with Michael Sandel」、http://www.nhk.or.jp/harvard/index.html

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[政治学]2005.9.11総選挙――マニフェストの評価

 前に、「選挙の争点が分からないので以前の選挙で配られたマニフェストがどのくらい達成できたかを争点にしては」と提案した。なぜなら、「政治は結果責任である」という考え方に基づいた投票行動をするためだ。
 しかし、マニフェストの評価にはさまざまな要素が絡んでいるため、マニフェストの達成度をどのように評価するかは難しい。
 日本の場合、通常は衆議院議員の任期は4年、参議院議員の任期は6年である。今回の総選挙で各政党はマニフェストを提示したが、このマニフェストの有効期限は一体いつまでなのか。
 普通に考えれば、今回の場合は次の総選挙が行われるであろう4年の間までにマニフェストの項目を達成しなければならない。つまり有効期限は4年である。
 すると、マニフェスト評価の対象は、前回の衆議院議員選挙で配られたマニフェストである。また、そのマニフェストの項目を達成すると訴えて当選した衆議院議員に今回の選挙で審判を下さねばなるまい。衆議院・参議院を構成している政党はほぼ同じなのだが、昨年の参議院議員選挙のマニフェストで政党の公約を掲げていても、昨年のマニフェストの達成義務を負うのはあくまで参議院議員である。そうでなければ参議院の存在価値など無い(某政党では候補者にマニフェストの項目を達成することを宣誓し署名させた)。
 その他、達成率やマニフェストの内容の不備など、マニフェストの評価は難しいが、「政治は結果責任である」と思うのならば、避けては通れない。

【参考文献】
拙稿(2005.8.9)「<You say, "Yes!">、その通りにはならなかったね。」、http://tmaker.jugem.cc/?eid=212

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[政治哲学]2005.9.11総選挙――自民党の保守思想の転換

 昨日本屋で買った本を今読んでいる。まだ30頁弱しか読み進めていないが、この本の内容がこれからの第44回衆議院議員総選挙(解散総選挙)で日本国の社会の構想をどのようにするかを考える上で参考にはなるだろう(本の詳細はまだ把握し切れていないので、読了してから書評を書く)。

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[政治哲学][倫理学][道徳]中立国家論について

【脱稿 2004.1.22】

0. 本稿の目的
 本稿では、コミュニタリアニズムが主張するリベラリズムへの批判のうち、「反論5:リベラルは、諸個人が社会的に構成されるような方法を無視する」(Swift[2001:149])と、「反論7:リベラルは、国家が中立でありえ、また中立でなければならないと不当に考える」 という批判から、中立国家を中心に考察する。
 そこで、最初にコミュニタリアニズムの「反論5」で言われている、「個人と社会の関係」について、次に「反論7」で言われている「中立国家」について採り上げることにする。

1. コミュニタリアニズムの反論
1.1 個人と社会の関係(反論5)
 コミュニタリアニズムは、リベラリズムが諸個人を社会から独立して存在していると考え、「諸個人が自身の善の構想やその構想を選ぶ個人としての自身の構想に関して依存して生きている社会に依存して生きていること(「社会的マトリックスの優先性」)を見落としている」(Swift[2001:149-150])と主張する。
 対してリベラルは、コミュニタリアニズムが主張する「社会的マトリックスの優先性」を自明なものとして認めるが、リベラリズムにとってむしろ重要なのは、その優先性の事実が、「他者が同様の行為をしても尊重される制約の下で、どのように生きたいかを考え、自分で選択した人生を生き、考えを変える自由があることの重要性」や、さまざまな価値観を基準にした反省や選択を否定するものではないのである(Swift[2001:150])。他人に選ばれた生活より自ら信を置いた生活をする自由があることが重要であり、社会的依存の事実はリベラリズムの反省や自由の概念を否定するものではない。
 また、個人のアイデンティティーと社会的依存から切り離せない事実は、いかにしてアイデンティティーが形成されるのか、個人も正義と対立する価値を持った集団への注意を喚起する*1。コミュニタリアニズムは自己を構成する帰属意識がもし自己にとって全く価値のないものであった場合でも、大多数の共同体の成員の共通善・帰属意識に潰されてしまって、それを完全に無視することが難しい。もし自分の現在の生活が自分の当初の信念と違っているならば、自由に修正を行うべきであり、リベラリズムの自由は、自分の善の構想を追求のための前提条件なのである*2。

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[政治哲学]国際規模における契約論

【脱稿 2003.9.30[Tue.]】

 本稿では、現代正義論における社会契約論が国際規模での倫理秩序へどのようにアプローチされるかについて考察する。そこで、最初にロールズの「公正としての正義」を挙げ、次にロールズの『諸民衆の法』よりロールズ正義論の国際規模での応用理論を、最後にジョン・シャーベットの議論による国家単位の契約論について述べ、最後に、これらの議論から、国家と個人が国際的秩序へ関わっていくときの契約論の意義について言及する。
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